吉田興産吉田社長が答えるQ&A(HOMEに戻る

Q35 既製品の材質アルミやジュラルミン製のスペーサーを見かけますが具体的にカーボンスチールS45Cに比べ強度上問題がありますか?     

2004/08/25 (Wed)
 当社はホイールの修理、スペーサーの注文製作、自動車の修理業を永年にわたり業と致しておりますが、輸入品、国産を問わず、スペーサーやホイールでのトラブルの相談を数多く受けてまいりました。

 ロングボルトを使用するサンドイッチタイプでセンターハブつきスペーサーは、ボルトナットの締めすぎによるボルトの折れ、ネジ山つぶれ以外のトラブルは、材質アルミやジュラルミンでもセンターハブつきならば皆無でした。

 サンドイッチするタイプのスペーサーはアルミホイール同等の材質でも問題ありません。

 ワイドトレッドスペーサーの場合、車のハブ同様にスペーサー本体にねじを切ったり、ボルトを圧入しますが、このねじを切った部分やボルトを圧入したボルトとスペーサー本体との部分に材質アルミやジュラルミンの場合はガタが出る相談がほとんどでした。

 100%ちかくの車のハブには、車重の軽い車でもスポーツ車でも材質は鋳鉄が使用されてます。

 トラブルがあって持ち込まれた物にはボルトの根元の部分よりスペーサー本体にヒビが走ってる物も、ボルトの圧入部分やねじの部分のスペーサー本体部分がガタガタになってホイールを外せなくなった物もありました。

  競技用ホイール、ブレーキローターは限界まで軽く製造される傾向にありますが、ハブ自体は、ばね下重量の増すのを犠牲にしてもフェラーリやスーパー7、レース車でも材質に鋳鉄を選ぶのは、強度上の問題です。

 ワイドトレッドスペーサーやPCD変換アダプターはホイールみたいにナットボルトでハブとサンドイッチするのではなく、それ自体にねじを切ったり、ボルトを圧入するハブそのものです。
 それ故、当社製品は強度上非常に強い材質のカーボンスチールS45Cを使用し、更に軽量化のため製品全体の体積を出来る限り少なくするために、肉抜き加工をしております。

 アルミホイールでも鍛造で硬いアルミホイールの場合、リム部のヒビ割れと、ホイール取り付けボルト穴のテーパー部分のヒビ割れが多く見られます。

 ホイールメーカーによってはこのテーパー部分に強度上ヒビ解決策として鉄のブッシュを圧入してます。

 このことから、当社で材質ジュラルミンでお受けする場合は、車重の軽い車に限り、厚み30ミリ以上でセンターハブつき条件、ナットで止める車の場合はボルトの圧入仕様でなく、スペーサー自体にねじを切り、裏よりS45Cのキャップボルトを出す方法で公道外使用条件でのみ製作をお受け致しております。

 ジュラルミンとカーボンスティールS45Cの材質での製作料金の違いはありません。
 


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